伊丹三樹彦写俳集について

 伊丹三樹彦さんが写俳集⑰、⑱を出された(平成26年7月および8月、青群俳句会刊行)。氏の表現意欲はますます旺盛で、驚くばかりである。


画像



 ⑰のタイトルは『目玉寺と摩尼車』でネパールが舞台、
⑱は『黄土の国びと』で中国篇である。

 双方ともに、モノクロの写実的な写真が主体で、末尾に俳句が添えられている。写真の対象は、風景・人物であり、雄大な山岳を背景に空渡る鳥の群れも写されていて感動的である。人物は、日常の生活臭を匂わせるものが多く、宗教的な景もある。決して豊かではなさそうである。 
 撮られた時代が1980年代なので、今の様子とは違うのだろうが、それが返って貴重であり、我々のルーツを思い出させてくれる。

 俳句の一例を掲げよう。

   摩尼車カラカラ 泣く子に乳房摑み出す  ネパール篇
   肥桶を担ぐ真処女 麦の秋         中国篇


伊丹先生の末永いご健吟とご健写を願っております。

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