テーマ:宇宙

中塚久恵句集『一夜庵』十句鑑賞

 中塚さんの第二句集『一夜庵』(平成二十七年十一月、文學の森刊行)には、筆者(=栗林)の好みの句が多かったが、その共鳴句四十句ほどからさらに十句を選び鑑賞しよう。  中塚さんは香川の生まれで、山口誓子に師事し、のち鷹羽狩行の「狩」に入会、平成五年には島村正主宰の「宇宙」に依った。一貫して誓子門下といえる。句柄もその通りに思える。序文は…
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島村正句集『一億』3句鑑賞

 島村正「宇宙」主宰が十二冊目の句集を出された(平成28年8月刊行)。 数多くの佳句から、筆者にとって特別な響きをもった次の3句を選んで鑑賞する。   127 代田にも星の布石の確かなる  羨ましい田園風景である。この句のあとに、〈走り梅雨水田に千の足の跡〉があり、島村さんがじっくり水田に目を遣っている…
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加用富夫句集『大龍勢』共鳴句抽出

 加用富夫さんから句集を戴いた。『大龍勢』(平成26年6月、文學の森刊行)である。氏は島村正主宰「宇宙」の同人で、静岡県志太郡岡部町のお生まれの方。岡部町(今は藤枝市)と言えば筆者も思い出が多い。同じ町出身の村越化石(群馬県草津の栗生楽泉園にて今年3月逝去、91歳)さんを書くためにこの街を訪ね、当時の教育長榊原氏や実家の村越家、句碑制作…
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島村正句集『飛翔』共鳴句抽出

「宇宙」島村正主宰から第十二句集『飛翔』を戴いた。氏の表現意欲は凄まじい。跋文の市川榮次氏の表現を借りれば、     矢継ぎ早と言うよりは、韋駄天走りに息も継がずに、真っ向勝負、それもくせ球でなくて直球一本槍。よくもまあ!  とある。私も同感、脱帽である。 いつものように好きな句を抽出し、そこから…
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